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【豆知識】瓦屋根について

【豆知識】瓦屋根について

こんにちは。住まいのコンシェルジュ、ツボイです。

私たちの住まいに欠かせない屋根
直射や風雨から暮らしを守る重要な建材のひとつですが
目につかない場所にあるため日頃、意識することは少ないかもしれません。

ひとくちに屋根といっても、種類はいろいろ。
日本でもっともポピュラーなものが、瓦屋根です。
瓦屋根といえば「粘土瓦」が主流です。さらに釉薬を塗布するかしないかによって「陶器瓦(釉薬あり)」「いぶし瓦(釉薬なし)」に分かれます。

雨が多く湿度の高い日本では、耐久性の高い「粘土瓦」が古くより用いられてきました。
耐久年数は50~100年とも言われています。

ただ重量があるため、耐震性には優れておらず、地震大国である日本ではデメリットと考える人が増えています。

瓦屋根以外では「スレート屋根」「ガルバリウム鋼板」があります。
スレート屋根とは薄く平らなセメントで造られた屋根のことで
薄くて軽いことから耐震性があり、阪神大震災以後、日本の屋根の主流となりつつあります。
薄くて軽いぶん、割れやすいのがデメリットでメンテナンスは欠かせません。

ガルバリウム鋼板とは、金属製の屋根のことです。

スタイリッシュでかっこいい見た目から、近年人気の屋根材です。
重量も瓦屋根の1/10程度と軽量で、建物への負担が少なく、
耐震性にも優れています。
金属とはいえ錆びにくく、耐久性もありますが、メンテナンスは必要です

みなさんのお住まいの屋根はどれに当たるでしょうか?
全国的に日本は災害が多いので、屋根へのダメージは少なくありません。
定期診断やメンテナンスをおすすめします。